お子さんの花粉症、低年齢化しています
こんにちは!昨日はひなまつりでしたね。みなさんひなあられは食べましたか?
朝晩の寒暖差が激しく、服装がむずかしい日々ですね。三寒四温を経て春がやってくるのかな、と感じています。まだまだインフルエンザの流行も続いています。体調に気を付けてお過ごしくださいね。
今回は、風邪とも勘違いされやすいお子さんの花粉症についてお伝えしたいと思います。
春になると「くしゃみ・鼻水・目のかゆみ」といった症状に悩まされる方が増えます。「うちの子、まだ小さいけれど花粉症でしょうか?」というご相談も年々増加しています。
今回は、日本アレルギー学会の全国疫学調査データをもとに、小児の季節性アレルギー性鼻炎(いわゆる花粉症)の年齢別傾向をまとめてみました。ご参考になれば幸いです。
日本全体での有病率は?
全国調査では、
- アレルギー性鼻炎全体の有病率は約半数前後
- そのうちスギ花粉症は約4割前後
と報告されています。
つまり、日本では「とても身近なアレルギー疾患」になっています。
小児の年齢別 有病率の傾向
花粉症は、年齢が上がるにつれて増える傾向にあります。
0〜2歳
明確な花粉症はまだ少ない時期です。花粉への「感作(体が覚える段階)」は起こり始めますが、症状としてははっきりしないことが多いです。
3〜5歳(未就学児)
少しずつ症状が出始める年齢です。有病率はおおよそ1割前後とされており、以前に比べると増加傾向です。
「春になると鼻水が長引く」という形で気づかれることも多いです。
小学生(6〜12歳)
有病率が著しく増加します。調査では約3割前後の児童に季節性鼻炎症状がみられると報告されています。
クラスに数人は花粉症、というイメージです。
中学生
さらに増加し、4割前後に達するという報告もあります。
この年代では、かなり一般的な疾患と言えます。
なぜ年齢とともに増えるの?
花粉症は「花粉に何度も触れることで体が反応を覚える」病気です。
- 曝露年数が長くなる
- 体の免疫が成熟する
これらの要因が重なり、学童期以降に有病率が上がっていきます。
保護者の方に知っておいてほしいこと
- 小さいから花粉症ではない、とは言い切れません
- 毎年同じ時期に鼻水が続くなら要注意
- 熱がなく、透明な鼻水が長引くのが特徴
「風邪が長引いているのかな?」と思っていたら、実は花粉症だった、というケースはとても多いです。
受診の目安
- 眠れないほど鼻づまりがある
- 目をこすって充血している
- 集中力が落ちている
- 毎年同じ季節に症状が出る
早期に治療を始めることで、症状を軽く抑えることができます。気になる症状があれば、早めにご相談くださいね!
