カニアレルギーとエビの関係について
こんにちは!今季最長・最強の寒波と言われていますが、本当に寒いですね。気象情報に注意して、安全を第一にお過ごしくださいね。
さて、今回は、「お正月にカニを食べたら蕁麻疹がでました」というご相談の患者さんが2名おられたので、カニアレルギーについてお伝えしたいと思います。
カニアレルギーとは?
| 原因 | カニに含まれるたんぱく質に、体の免疫が過剰に反応して起こる食物アレルギーです。 |
|---|---|
| 特徴 | 食後まもなく症状が出る即時型が多いのが特徴です。 |
| 発症時期 | 大人になってから発症することもあり、年齢を問いません。「以前は食べられていた」というケースもあります。 |
カニアレルギーの症状
(症状や一般的な内容についてはこちらもご参考にしてください)
- じんましん、赤み、かゆみ
- くちびるやまぶたの腫れ
- 咳、息が苦しそうになる
- 腹痛、吐き気、嘔吐
- まれに強い全身症状(アナフィラキシー)を起こすことがあります
カニがダメなら、エビも必ずダメ?
必ずしも全員がエビにも反応するわけではありません。
カニとエビは、どちらも甲殻類に分類されます。含まれているたんぱく質の構造がとてもよく似ています。そのため、片方に反応する体質の方が、もう片方にも反応することがあります(交叉反応)
カニ・エビに共通する主要アレルゲンはトロポミオシンというたんぱく質です。 この成分はカニ、エビ、シャコなど多くの甲殻類に共通しています。
カニで明らかな症状があった場合、エビにも注意が必要と考えます。自己判断で食べさせず、外来にてご相談ください。
検査について
血液検査(特異的IgE)
血液検査(特異的IgE)は診断の参考になります。ただし採血が陰性でも10-20%程度の割合で症状が出ることがあります。
検査結果だけでなく実際に出た症状や食後どのくらいで起きたかなどがとても重要です。
日常生活での注意点
- 加工食品や外食では、甲殻類エキスが含まれていることがあります。
- 原材料表示を確認する習慣をつけましょう。
- 園や学校とも情報共有をしておくと安心です。
保護者の方へ
カニアレルギーがあっても、正しい対応で安全に生活できます。「カニだけ?エビも?」と迷ったときは、遠慮なくご相談くださいね。お子さん一人ひとりに合った対応を一緒に考えていきましょう。
