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ヘルパンギーナが流行しています!

[2025.07.16]

毎日暑いですね。地域によっては急な大雨もみられ、不安定なお天気です。どうぞ気を付けてお過ごしくださいね。

さて、下のグラフのように、神戸市ではヘルパンギーナが増加しています。

 

今回は、毎年夏になると流行する「ヘルパンギーナ」についてお伝えします。

◇ヘルパンギーナとは?

ヘルパンギーナは、主に夏に流行するウイルス感染症で、特に1〜5歳くらいのお子さんによく見られます。原因となるのは「コクサッキーウイルス」などのエンテロウイルスの仲間です。

◇主な症状は?

  • 38〜40℃の高熱(急に出ることが多いです)

  • のどの強い痛み

  • 口の中の小さな水ぶくれや潰瘍(かいよう)

  • 食欲不振・ぐったり

  • 機嫌が悪い

熱は2〜4日ほどで下がることが多いですが、のどの痛みで水分が取れなくなるお子さんもいますので、注意が必要です。

◇どうやってうつるの?

  • 飛沫感染(咳やくしゃみ)

  • 接触感染(おもちゃやタオルなどを介して)

  • 便を介した感染(排便後の手洗いが大切です)

保育園などで集団感染が見られることもあります。

◇治療法はあるの?

特効薬はありません。ウイルス感染症なので、基本的には自然に治るのを待つしかありません。

治療は対症療法(症状をやわらげる治療)になります:

  • 高熱がつらければ解熱剤

  • 脱水予防に水分補給

  • 痛みで食べられないときは、鎮痛剤を使用したり、冷たいゼリーやイオン飲料など食べやすいものを取りましょう

◇登園・登校の目安は?

明確な出席停止期間はありませんが、

  • 熱が下がって元気になり、水分や食事が取れるようになってから

  • のどの痛みが和らぎ、普段通り過ごせるようになってから

を目安にしましょう。園や学校によって基準が違うこともあるので、一度確認してみてくださいね。

◇最後に

ヘルパンギーナは、毎年夏になると多くの子どもたちがかかる感染症です。突然の高熱やのどの痛みで驚かれるかもしれませんが、多くは数日で回復します。ただし、水分が取れない、ぐったりしている場合は、注意が必要です。

気になられる症状があればいつでもご相談くださいね。

 

 

 

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