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冬生まれの赤ちゃんは乾燥肌になりやすい?!

[2026.03.09]

こんにちは。3月ですが、肌寒い日が続いていますね。どうぞ体調に気を付けてお過ごしくださいね。

先日、須磨区の4か月児健診に行ってきました。会場ではたくさんのかわいい赤ちゃん達にお会いできて嬉しい時間となりました。生後4か月頃は、生まれたばかりの頃に比べて体もしっかりし、あやすとにこっと笑うなど表情も豊かになる時期ですね。

一方で、この時期の健診でよくご相談をいただくのがお肌のトラブルです。「ほっぺがカサカサする」「湿疹がなかなか治らない」「アトピーではないか」といった不安の声がよく聞かれます。特に冬は空気が乾燥するため、赤ちゃんの肌トラブルが増える季節でもあります。今回は、冬生まれの赤ちゃんと乾燥肌の関係、そしてアトピー性皮膚炎の基本的な治療についてお伝えしたいと思います。

冬生まれの赤ちゃんが乾燥肌になりやすい理由

冬は湿度が低く、空気がとても乾燥しています。赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く、皮膚のバリア機能も未熟なため、水分が蒸発しやすく乾燥しやすいという特徴があります。特に生後間もない時期に乾燥した環境で過ごすことは、皮膚のバリア機能が弱くなる要因になりやすいと考えられています。

出生季節とアトピー性皮膚炎の関係

いくつかの研究報告によると、冬生まれの子どもはアトピー性皮膚炎の発症リスクがやや高いという傾向が指摘されています。日本やヨーロッパの研究でも、秋・冬生まれの子どもは春・夏生まれに比べて皮膚トラブルが多いと報告されています。これには以下のような要因が関係していると考えられています。

  • 低湿度による皮膚バリアの低下
  • ダニやハウスダストへの早期曝露
  • 感染症の影響
  • ビタミンD量の違い

ただし、出生季節だけで病気が決まるわけではありません。遺伝や環境など、さまざまな要因が複雑に関係しています。

赤ちゃんの皮膚バリア機能の役割

皮膚の一番外側にある角層は、体を守るバリアとして重要な役割を担っています。

水分の保持 体内の水分が外に逃げないように保ちます。
外部刺激の遮断 細菌やアレルゲン、刺激物質の侵入を防ぎます。

赤ちゃんはこのバリアがまだ未熟なため、乾燥や湿疹、かゆみが起こりやすくなります。皮膚の乾燥を放置すると、アレルゲンが皮膚から侵入しやすくなり、将来的なアトピー性皮膚炎の発症につながる可能性も指摘されています。

アトピー性皮膚炎の特徴と症状

アトピー性皮膚炎は、以下の特徴を持つ皮膚の病気です。

  • 強いかゆみを伴う
  • 湿疹が出る
  • 良くなったり悪くなったりを繰り返す

赤ちゃんの場合、特にほほ・額・耳・頭・首・体幹などに湿疹が出やすいのが特徴です。

アトピー性皮膚炎の3つの基本治療

現在の治療は「スキンケア」「炎症の治療」「かゆみ対策」を組み合わせて行います。

毎日のスキンケア(保湿)

最も大切で基本となるのが保湿です。保湿剤には、ワセリンやヘパリン類似物質、セラミド配合の保湿剤などがあります。1日2回以上、しっかり塗ることが推奨されています。特にお風呂上がりは皮膚が乾燥しやすいため、5分以内に塗布するとより効果的です。

ステロイド外用薬による炎症治療

すでに湿疹が出ている場合は、炎症を速やかに抑えるためにステロイド外用薬を使用します。保護者の方の中には「ステロイドは怖い」と感じる方もいらっしゃいますが、適切な強さと量を守って使用すれば、安全で非常に効果的な治療薬です。湿疹を放置するとかゆみが悪化し、慢性化やバリア機能のさらなる低下を招くため、早めの治療が重要です。

赤ちゃんの乾燥を防ぐ生活のポイント

日常生活で以下のポイントを意識するだけでも、皮膚トラブルの予防に役立ちます。

  • 毎日の保湿を習慣にする
  • お風呂の温度はぬるめ(38~40℃)に設定する
  • 石けんでゴシゴシ擦らず、泡で優しく洗う
  • 部屋の湿度を50~60%に保つ
  • 爪を短く切り、皮膚を掻き壊さないようにする

まとめ

冬生まれの赤ちゃんは、乾燥した環境と未熟な皮膚バリアの影響により、乾燥肌になりやすい傾向があります。しかし、適切なスキンケアと早めの治療を行えば、皮膚トラブルは十分にコントロール可能です。

赤ちゃんの肌は非常にデリケートです。「少しカサカサしてきたかな?」と思ったら、早めに保湿を始めてあげましょう。湿疹やかゆみが続く場合など、気になることがあればいつでもお気軽にご相談くださいね。

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