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春の胃腸炎に注意しましょう  ~ ご家庭でできる予防と、連休中でも受診が必要なケース ~

[2026.04.30]

こんにちは!新緑がまぶしく、風が心地よい季節となりました。新学期が始まってから数週間が経ち、子どもたちも少しずつ新しい生活に慣れてきた頃ではないでしょうか。街中では元気に登校する子どもたちの姿を見かける機会が増えました。

新しい環境での生活が始まり、少しずつ疲れが出てくる時期でもあります。また、集団生活の影響で体調を崩しやすくなるタイミングでもあります。

春になっても、感染性胃腸炎の相談は少なくありません。特に保育園や幼稚園の新生活が始まるこの時期は、集団生活をきっかけに再び流行が広がることもあります。今回は、ご家庭で取り組める感染対策や連休中でも受診したほうがいい目安などを中心にお伝えしたいと思います。

神戸市における最近の感染性胃腸炎の発生動向

神戸市の感染症発生動向を確認すると、感染性胃腸炎は春以降も一定数の報告が続いています。定点あたりの報告数は先週と比べると増加傾向にあり、引き続き注意が必要な状況です。兵庫県全体でも同時期に増加しており、春も油断できません。

家庭内での二次感染を防ぐための感染対策ポイント

胃腸炎は非常に感染力が強く、家庭内で広がりやすいのが特徴です。特に原因として多いノロウイルスは、ごく少量のウイルスでも感染が成立します。家族を守るために、以下の対策を徹底しましょう。

手洗いの徹底 石けんと流水による手洗いをこまめに行う
タオルの使い分け 家族間でのタオルの共用を避ける
接触部位の消毒 トイレやドアノブなど、手が触れる場所を消毒する

アルコール消毒だけでは効果が不十分な場合があるため、次亜塩素酸ナトリウムを使用することをお勧めします。

嘔吐物への正しい対応と二次感染を防ぐ処理手順

嘔吐物の処理が適切に行われないと、そこからウイルスが飛散し、二次感染の原因となります。掃除機を使用するとウイルスを空気中に拡散させる可能性があるため、以下のような手作業による処理を行ってください。

  1. 準備
    手袋とマスクを適切に着用します。
  2. 拭き取り
    ペーパータオルなどを使用し、外側から内側へ静かに拭き取ります。
  3. 消毒
    次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤など)を用いて汚染場所を消毒します。
  4. 廃棄
    使用した手袋やペーパータオルはビニール袋に入れ、密閉して廃棄します。
  5. 洗浄
    最後に石けんを使って、十分な手洗いを行います。

胃腸炎の回復期における食事再開の目安

「いつから食事をさせていいのか」という判断は難しいものですが、以下の基準を参考にしてください。大切なのは無理をさせないことです。

再開のタイミング 嘔吐が治まってから2〜3時間後を目安にする
開始方法 まずは少量の水分から始め、問題がなければ徐々に食事へ移行する
適した食品 経口補水液、薄めた飲料、おかゆ、うどん、バナナなど
控えるべき食品 脂質の多い食事や乳製品は、症状が落ち着くまで避ける

脱水症状に注意!連休中でも早めの受診を検討すべきサイン

お子様やご家族の状態が以下に該当する場合は、脱水症状や重症化の恐れがあるため、早めの受診をご検討ください。

水分補給 水分を全く受け付けない、または摂取してもすぐに嘔吐してしまう場合
全身の状態 活気がなく、ぐったりとして元気がない
排尿の状況 半日以上、尿が出ていない(脱水の兆候)
その他の症状 血便が見られる、または強い腹痛を訴える場合

まとめ:適切な対応で春の胃腸炎から家族を守りましょう

家庭内感染を防ぐためには、適切な手洗いと消毒、正しい嘔吐物処理、そして体調に合わせた無理のない食事再開が重要です。これらの基本的な対応を正しく実践することで、家庭内での感染拡大を防ぐことができます。

ご不安な症状があれば、お早めにご相談ください。

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