防災の日に考えたい「子どもの非常食」
こんにちは!神戸市内の小学校は始業式ですね。夏休みは満喫できましたか?
2学期もいろいろな行事も控えていると思います。生活リズムを整えて、毎日元気に登校できるといいですね!
さて、9月1日は防災の日。ご家庭でも、災害に備えた準備を見直す大切な機会です。
大人の非常食はスーパーや通販などで手に入りやすくなりましたが、「子どもの非常食」については意外と盲点になりがちです。特に食物アレルギーを持つお子さんにとっては、非常食の備えが命を守る大切な準備になります。
1. 非常時に困りやすい「食べもの」
避難所などでは配布される食料が限られており、卵・乳製品・小麦・ナッツ類など、アレルギーを引き起こしやすい食材が含まれていることもあります。
「みんなと同じものが食べられない」だけでなく、「安全な食べ物が全く手に入らない」という状況も起こり得ます。
2. アレルギーを持つお子さんの非常食のポイント
-
普段から食べ慣れているものを備える
初めての食品は災害時には避け、慣れているものを食べれるように準備しましょう。 -
アレルゲン表示を確認してから購入
「特定原材料7品目」だけでなく、可能であれば「28品目」も確認しましょう。 -
小分け包装が便利
衛生面や持ち運びを考えると、小分けになった製品が安心です。 -
アレルギー対応の非常食を常備
アレルゲン不使用のレトルトご飯・おかゆ・クラッカー・クッキー・フリーズドライ食品など、市販品が増えています。
3. 実際に備えておきたい例
一般的には「最低3日分、できれば1週間分」の備えが必要といわれています。
-
アレルギー対応のおかゆ・ごはんパック
-
アレルギー表示のあるレトルトカレーやスープ
-
アレルギー対応クッキーやせんべい
-
常温保存できる飲料・ジュース
-
ミネラルウォーター(1人1日3ℓ程度)
4. ローリングストックで無理なく備える
非常食だけを特別に用意すると消費期限切れになりがちです。
普段の食事やおやつとして食べられるアレルギー対応食品を多めに買い、食べたら補充する「ローリングストック」が続けやすくおすすめです。
5. 最後に
災害時は大人にとっても大きなストレスですが、お子さんにとってはなおさらです。安心できる「食べられるもの」があるだけで、心の安定につながります。いつ起こるかわからない災害ですが、防災の日をきっかけに、ご家庭の非常食を見直してみてはいかがでしょうか?
