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アトピー性皮膚炎について

[2024.10.30]

朝晩が涼しくなり、ようやく秋の気配を感じるようになりましたね。空気が乾燥する季節にもなってきました。

空気が乾燥すると、お肌も乾燥しやすくなります。特にもともとアトピー性皮膚炎の方は保湿をすることが大切です。

今回はアトピー性皮膚炎についてのお話です。

1.アトピー性皮膚炎とは?

かゆみと湿疹が慢性的に繰り返され、皮膚が炎症を起こしている状態です。皮膚が赤くなってブツブツができたり、カサカサと乾燥して皮膚がむけたり、かさぶたができる場合があります。強いかゆみを伴う皮疹が生じて、バリア機能が低くなり、普通なら感じないような刺激でかゆみが強くなってかいてしまい、さらに皮疹を悪化させるという悪循環をたどることが多くなります。

2.治療について

アトピー性皮膚炎の治療は、スキンケア・薬物療法・原因の除去が大切です。

●スキンケア:皮膚を清潔にして、積極的に保湿することで皮膚のバリア機能を保つケアのことです。

毎日の入浴やシャワー浴で、石けんをよく泡立てて、丁寧に洗いましょう。洗浄後はたっぷりと保湿をすることも大切です。手のひらに保湿薬を多めにとって、シワに沿って塗ると皮膚に広がりやすくなります。外用薬、クリーム、ローション、フォーム(泡状)、スプレーなどの剤形があり、皮膚の状態に合わせて使いましょう。

●薬物療法:アトピー性皮膚炎の炎症は速やかに、確実にしずめることが重要です。炎症を抑えるための外用薬(ステロイド外用薬やその他の抗炎症外用薬)を塗ることで、治療を進めていきます。

外用薬は「塗る量」がとても大切です。下記の量を目安に、たっぷりと塗ります。

人差し指(第2指)の先端から第1関節部まで口径5mmの外用薬チューブから押し出された量(約0.5g)が成人の手掌(てのひら)2枚分で成人の体表面積の2%に対する適量です。

●原因の除去

アトピー性皮膚炎では、皮膚のバリア機能が低下しており、さまざまな刺激が悪化因子になることがあります。

ダニやホコリ、花粉、ペットの毛などの環境アレルゲンのほかに、化粧品や金属などによる接触アレルギーがあります。環境アレルゲンや接触アレルギーの原因を回避していきましょう。
また、唾液や汗、毛髪、衣類の摩擦などの刺激でも皮膚炎が悪化することがあります。唾液や汗は洗い流すか濡れたやわらかい布でふき取り、毛髪は短く切りそろえるか束ねて、刺激の少ない衣類を選びましょう。日焼けがアトピー性皮膚炎の悪化の原因になる場合があるので、炎天下では長時間にわたって太陽に当たらないようにしましょう。

 

お肌のカサカサや湿疹が気になる時は、いつでもご相談くださいね!

参考)アレルギーポータルサイト アトピー性皮膚炎

 

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