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リンゴ病🍎について

[2024.12.06]

12月に入り、寒さが厳しくなってきましたね。

リンゴ病(伝染性紅斑)が東京では警報基準を越えて流行しているとニュースで報道されています。

神戸市では下のグラフのように流行の立ち上がりがみられます。

参考)神戸市感染症統合情報システム

今回はリンゴ病(伝染性紅斑)についてお伝えします。

リンゴ病(伝染性紅斑)とは?

両頬がリンゴのよう に赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもあり、正式には伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)といい、ヒトパルボウイルスB19(human parvovirus B19)が原因ウイルスです。患者さんの約7割は、6歳以下のお子さんとの報告もあり、お子さんで流行しやすい病気です。

両頬にあかい発疹、体や手・足に網目状の発疹がみられ、1週間程度で消失することが多いです。発疹が淡く、他の疾患との区別が難しいこともあります。

発疹が出現する7~10日前に、微熱や風邪のような症状がみられることが多く、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。発疹 が現れたときにはウイルス の排泄はほとんどなく、感染力はほぼ消失していると言われています。

有効な治療法はなく、対症療法(症状をやわらげる治療)がメインとなります。

どのようにして感染しますか?

ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手についたウイルスが口に入ったりすることで感染します。

アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、タオルは個別のものを使用しましょう。

また、咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおう、場面に応じてマスクを着用する等の咳エチケットを心がけましょう。

妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性は、できるだけ患者さんとの接触を避けるよう注意してください。

気になる症状があれば、いつでもご相談くださいね。

参考)伝染性紅斑 とは(NID国立感染症研究所)、東京都 伝染性紅斑が流行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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