メニュー

FPIES(消化管アレルギー)、聞いたことありますか?

[2024.07.27]

毎日暑いですね!熱中症にはくれぐれも気を付けてお過ごしください。(→熱中症についてのブログはこちら

先日、小児臨床アレルギー学会に参加してきました。久しぶりに現地開催の学会に参加し、いろいろと勉強でき有意義な時間となりました。今回の学会で、FPIES症例の発表をしてきました。「FPIES:食物たんぱく誘発胃腸症(消化管アレルギー)」という疾患を聞いたことがありますか?

 

今回は、まだまだ一般的には知られていない「FPEIS:食物たんぱく誘発胃腸症(消化管アレルギー)」についてお伝えしたいと思います。

 FPIES(消化管アレルギー)の症状は、原因食物を食べた後に1-4時間ほどしてから、吐くことを繰り返し、その後、下痢をすることもあります。 ひどいときは脱水状態になり、点滴などの救急治療が必要な場合もあります。じんましん・咳などの症状がない点が、一般的によく知られている食物アレルギーとは異なります。原因食物としては、卵黄・大豆・貝類・小麦などが知られています。

 

症状が出た場合の対応については、こちらの資料のように、重症度に応じた対応が必要となります。

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター から引用

小さいお子さんが嘔吐を繰り返すときは、FPIES(消化管アレルギー)の場合もあるので、気になる時はぜひご相談ください。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME