手足口病について
手足口病がニュースにも取り上げられるほど、流行していますね。
全国的には、西日本を中心に23府県で警報基準を上回ったということです。神戸市でも増加傾向です。
引用)神戸市感染症統合情報システム 第25週(令和6年6月17日~令和6年6月23日)
今回は、手足口病について詳しくお伝えしたいと思います。
- 手足口病とは?
口の中や、手足・おしりなどに水疱性のプツプツとした発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。お子さんを中心に、主に夏に流行します。
(病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71で、その他、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。)
- どのようにして感染するのですか?
唾液などに含まれたウイルスが飛びちること(飛沫感染)、触れること(接触感染)、便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること(糞口感染)などが知られています。
- 感染しないようにするために、どのようなことに注意すればよいですか?
お水と石鹸でしっかりと手洗いをして、タオルを共用せずにそれぞれ別のものを使いましょう。便などの排泄物にもウイルスが含まれるので、おむつを交換する時には、排泄物を適切に処理しましょう。
- どのような治療を行いますか?
手足口病によく効くお薬はなく、特別な治療方法はありません。ほとんどの場合は軽い症状で治ることが多く、症状に応じた治療をします。
まれに重症化する場合があります。経過観察をしっかりと行い、高熱が2日以上続く、繰り返し吐く、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
参考)手足口病に関するQ&A 厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html#hfmd05)